本日、12月市議会の一般質問が終了しましたので、最も激論が交わされた「調剤薬局設置問題」について私の考え方をここに表明させていただきます。
この件について一言で申し上げるならば、”全ては患者さんの利便性の向上ために”という視点での前向きな提案です。
当然のことながら、競馬場跡地にできる日赤の近くに調剤薬局がないというのは患者さんにとって大変に不便な話です。仮に、旧５０号の北側に調剤薬局ができるとなると、交通量の多い道路を渡って往復で４００ｍ以上も歩かなければなりません。冬の風の強い日や夏の暑い日等に患者さんや障害をもった方にそれをさせてもいいのでしょうか。
私はそうは思いません。
もちろん、法制度上競馬場跡地に調剤薬局ができないのであれば仕方ありません。
しかしながら、今回の足利市の案であれば、調剤薬局をつくることは可能なのです。これは厚労省にも栃木県にも確認済みです。
であるならば、それをつくるに越したことはありません。
ましてや、足利市は11月29日の市民福祉大会で「人にやさしいまちづくりの推進に努める」と決議したばかりです（平成11年3月19日の福祉都市宣言でも同様の宣言をしています）。
“やさしいまちづくり”を志すならば、患者さんや障害をもった方のためにも、この調剤薬局設置を尚のこと進めるべきではありませんか。
今月中には地元説明会、薬剤師会への説明会、そして患者になりうる全ての市民の皆様への様々なツールを活用しての説明もさせていただく予定です。
日赤のオープンは平成23年7月です。
それに間に合わせるためには、12月議会で上程をすることが一番望ましかったわけですが、議会の申し入れもありましたので、ひと呼吸おいて来年の早々に議会に提案し、審議いただければと考えています。それ以上時間が長引きますと、日赤のオープンに合わせた形での調剤薬局の開局に遅れがでる可能性があるからです。
市民の皆様には、以上のような経緯をお含みおきいただければありがたく存じます。
なお、今回の案件は市民の関心が極めて高くなっています。
従いまして私がお伝えしうる情報は、当ブログなどを通じて積極的に発信して参ります。
是非ともひとかたならぬ関心をお寄せいただきますようお願い申し上げます。
追記：
調剤薬局設置に関する市民説明会は下記のとおりです。
お待ちしてます！
【五十部町・大岩町にお住まいの方】
１、日時：12月23日午後2時より
２、場所：三重公民館
【今福町にお住まいの方】
１、日時：12月23日午後4時より
２、場所：三重公民館
【全市民の方】
１、日時：1月8日午後7時30分より
２、場所：市民プラザ
１、日時：1月9日午後2時より
２、場所：市民会館
追記：
（１月１０日）
おかげさまで説明会を滞りなく開催することができ、市民の皆様に理解を深めていただく良い機会になりました。
お越しくださいました方々に心より御礼申し上げます。
利便性を考えると、市長のご提案の方が良いと思います。旧５０号を往復することになると不便だと思います。別件ですが、足利学校前の直進二車線の道路が一車線になる部分についてですが、なぜ右車線から左車線へ車線変更しなければならないような道路を造ったんでしょうか。とても違和感を感じる道路行政です。市長が考え出したことではないと思いますが、今後は奇妙な道路行政を行わないように担当責任者に指導してください。
市長のお考えに賛同します。情熱市長様と、副市長様、足利市の為に、思い切った政策を期待してます、頑張って下さい。
今回のブログタイトルにもありますように「全ては患者さんのために」です。
地権者も次回市議選挙も、ましてや次回市長選挙も関係ありません。
病院は誰のことを１番に考えなくてはいけないのか？
その本質をわかっている現市長を応援します。
ぜひ積極的に情報開示をお願い致します。
薬局の件、妥当だと思います。当たり前のことが通るのに、これほどの労力が必要とは、まだまだ前途多難ですね。
また、薬局とは別件ですが、病院へのアクセス、交通手段の充実も今後是非お考えいただければと思います。私は渡良瀬川南に居住していますが、住人の高齢化はこちらでも明らかに進んでいます。現在、通院用の巡回バスなどありましたでしょうか？これが移転となると、さらに距離が伸びますので、民間、他市町村での取り組みなどを参考にしていただき、お年を召した方、一人暮らしの方、自家用車を持たない方でも安心して通院できる環境を、願います。
市民目線の市長の考えは、誰が考えても妥当だと思います。当然のことが、当然に受け入れられない政治の世界は、難しいですね。
足利市の市民のために誠心誠意頑張っている市長を心から応援致します。