ある日、生活環境部長、保険年金課長から、
「国からの足利市国民健康保険の賦課限度額引き上げ圧力がかかってます。足利市の場合、近隣他市と比べて賦課限度額は比較的低いレベルにあります。また一方で、現在の国保会計の基金残高は14億7千8百万円あり、国保税率を引き下げる余地はあります。従いまして、国民健康保険税減税と賦課限度額の引き上げをセットにした案をお持ちしました」
と提案されました。
その提案を見ますと、確かに減税の余地があります。
そこで、平成23年の12月議会に国民健康保険税減税と賦課限度額の引き上げをセットにした議案を上程し、活発な議論の末、承認頂けました。
これにより来年度(平成24年度)、加入世帯の約97%(おおよそ所得が500万円以下の世帯)の負担を、総額1億2千万円規模で軽減できることになりました。
国保税率の減税は足利市の歴史では初めてとなります。
見方を変えれば1億2千万円規模の税収減となりますが、これは行政としての業務改善努力(収納率向上、各種検診事業、多受診の指導、ジェネリックの利用促進等)でカバーしていきます。
賦課限度額の引き上げにつきましては、恐縮ですが69万円から74万円となります。