足利市の活性化策のひとつとして、「いかに足利にお越し下さる観光客を増やすか」はとても重要なテーマです。
ご存じのとおり、足利には足利学校、鑁阿寺、織姫山から連なるハイキングコース、足利フラワーパークそして栗田美術館など観光名所が沢山あります。
いずれも全国に誇れるすばらしい名所であり、それらを有機的に結びつけながら、これまで以上に多くの方々にお越しいただくための方策を、関係者の皆様と連携して進めていきたいと思います。
それと合わせて、市として私をはじめ担当部局のモチベーションを高めるために明確な数値目標を掲げた施策の推進も行うことにしました。
具体的には、市独自の主体的な取り組みができ、かつ数値目標が設定できる足利学校への参観者数を指標にした、足利学校参観者倍増計画の策定です。
論語を切り口にしたさらなる魅力づくり、メディアへのPR、他の名所との連携、修学旅行や日帰り遠足の誘致、駐車場の確保、市民参画による観光案内ボランティア制度の充実などを通じて、平成23年の年間参観者数約16万人を年率10%ずつ増やして、8年後の平成31年には32万人を超えるレベルにしようとするものです。
市長就任以来取り組んできました足利学校での論語素読の集いなどは、おかげさまでマスコミにも大きく取り上げられるようになり、「論語の足利学校」が広く周知されるようになってきました。
また論語以外でも、足利学校には中世から近世にかけての逸話が沢山ありますので、それらをひとつひとつ整理して、足利学校の魅力として積極的に発信していきたいと考えています。
そして、足利学校周辺でこれまで以上の賑わいを醸し出し、引いては地域経済に少しでも寄与できるよう取り組んでまいります。