市役所のIT化

市長に就任して驚かされたことがいくつかありました。
そのひとつが、役所のPCは未だにwindows2000を使用していたことです。
しかもなんと管理職以外はふたりで1台でした!
windows2000なんて化石のようなパソコンで、立ち上げるのだけでも相当に時間を費やしてしまうではありませんか。
まさに何をかいわんやですが、市役所内のIT導入に関する取り組み不足は甚だしいものがありました。
そこで早速、2カ年計画で民間並みにひとり1台、全てwindows vista搭載にしました。

次に庁内SNSの導入です。
庁内SNS
SNSとしてはmixiが有名ですが、足利市の場合、職員のみが閲覧することができるクローズドなSNSとして構築しました。
導入した目的は以下の4つです。
1、全ての市職員が市長とネットワークで直接つながるので、トップダウンとボトムアップによる意思伝達が効率よく行える。
2、各部各課のコミュニティを作成することによってそれぞれの組織内のスピーディな情報伝達と共有ができる。さらに回覧の必要がなくなり、ペーパレス化がはかれる。
3、縦割り行政組織の横ぐしとなるので課をまたいだ案件でもスピーディかつ正確に情報を共有することができる。
4、コミュニケーションツールとして活用するため、職員間の情報交換や交流の幅が広がり、組織を円滑に運営する一助になる。
実際、使用してみるとその効果がはっきりと見てとれます。
要するに全ての職員の”顔”が見えてきました。
もちろんこうしたデジタル戦略だけではなく、アナログ的に市有施設のアポなし訪問など、直接職員と接することも大事なので、そちらも怠らず心がけていきたいと思います。

ホームページも下記のとおりリニューアルしました。
新足利市ホームページ
旧足利市ホームページ
ご覧の通りデザインを改良し見やすくしました。またこのホームページはCMSというシステムを使っておりますので、検索にもかかりやすく、更新や管理も容易にできるようになっていますので作業効率も大幅に向上しました。
さらに、このCMSにはメール配信ソフトも組み込まれていますので、これまで使用していたメール配信ソフトを統合して、経費をかけずに効率のいいメール配信ができるようにもなりました。
ホームページのCMS化によるアクセスアップ

twitterも積極的に活用しています。
市のホームページに表示する形で、常にイベント等の新鮮な情報を発信してより多くの方にお越しいただけるような取り組みを継続して参ります。

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