自動販売機で女の子の命を救う

7月臨時議会にて、足利市内小学校6年生女子生徒(今年度は中学女子生徒も)を対象とした『子宮頸(けい)がんの予防接種』について議会の議決をいただきました。

今年度に限り年代間のバランスを考慮し、中学生の個別接種にも半額補助させていただきますので、予算は7,980万円となります。来年度以降は小学校6年生のみの集団接種(全額補助)となりますので、予算は3,800万円(見込み)となります。

この原資は、過日の自動販売機入札改革で新たに得られた約3,800万円を充てさせていただきます。

わかりやすく申し上げれば『自動販売機で女の子の命を救う』という施策です。

この子宮頸がんの予防接種は半年間で3回しなければなりませんので、9月に第1回目を接種する必要があります。学校関係者をはじめ保護者の皆様のご協力をお願い申し上げます。

参考までに、子宮頸がんとは『ヒトパピローマウイルス(HPV)』というウイルス感染が原因で引き起こされる場合がほとんどで、HPVは成人女性では誰でも感染しうるものだそうです。

したがって、ほとんどの女性は感染履歴を有すると考えられ、HPVに感染しても多くの場合は、免疫力によって体内から排除されます。しかしながら、約 10%の人では感染が長期化するらしく、HPVが持続感染化すると、その一部で子宮頸部の細胞に異形成を生じ、さらに平均で10年以上の歳月の後、ごく一部が異形成から子宮頸がんに進行するとのことです。

そうしたリスクを軽減し、不妊症になったり最悪は死に至ってしまう事のないようにするために、今回は改革の果実を有効な市民サービスに展開することができました。

今後とも同様な視点で改革に取り組んで参ります。

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