中学生の非行問題

先日、新しく赴任された大森良明警察署長から、「足利市は検挙・補導された非行少年のうち、中学生が多いのが気になります」と言われました。

署長によりますと、足利市の場合、今年1月から4月にかけて検挙・補導された非行少年は50人。 そのうち中学生は30人、高校生は9人とのことで、県内の各自治体と比較すると足利市は中学生が特筆して多いとのことです。

もちろん、これまで少年補導員、学校、PTA、青少年健全育成連絡協議会の方々が取り組まれてきたことが、結果として数字になって表れているという見方もでき、その点につきましては関係各位に心からら感謝申し上げます。

それにしても、中学生が4カ月で30人もいたというのは問題です。早速、中学校の指導はどうしているのか、また今後どうあるべきなのか、教育委員会と協議をはじめました。

また、家庭に手を突っ込むわけにはいきませんが、家庭のしつけも極めて大事です。

私も4人の子どもの親で、あまり人のことを言えた義理ではありませんが、あえてこうした紙面を通じて、足利市の家庭教育力、合わせて地域教育力の向上の必要性を訴えさせていただきます。

具体的に足利市としては、非行の予備軍とも言われる深夜徘徊の撲滅を目指して取り組んでまいります。市民の皆さんも、面識があろうとなかろうと、夜11時過ぎに町を徘徊している中学生・高校生がいたら、ドンドン声をかけてください。

私も、右左キョロキョロよく注意して、見かけたら声をかけていきます。

最近こんな言葉を耳にしました。

 「乳児は肌を離すな、

 幼児は肌を離して手を離すな、

 児童は手を離して目を離すな、

 青年は目を離して心を離すな」

至言です。

市民の皆さんのご協力をよろしくお願い申し上げます。

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