2つの区画整理事業の休止

私の市長就任時、市内の区画整理事業は、時系列順で大日東土地区画整理事業、山辺第一土地区画整理事業、山辺第二土地区画整理事業、大日西土地区画整理事業、中央土地区画整理事業の5つが行われていました。

一方で、市の財政状況は、年を追うごとに厳しさを増しており、とても5正面作戦を遂行し続ける体力がないのは明らかでした。

例えば、大日西区画整理事業の市長就任時(平成21年5月13日)の当初予算は4,015万円でした。この全体事業費は60億円ですから、ざっとあと150年かかる計算となります。
また、中央地区区画整理事業につきましては、平成21年度予算は3,960万円で、全体事業費は45億円ですから、あと110年以上かかるということになります。

これでは区画整理に同意した対象地区住民の方々は、区画整理完了時に誰も生存していないという、何のための事業なのかわかりません。

そこで、既に事業が進展している大日東土地区画整理事業、山辺第一土地区画整理事業に集中して予算を投入して1年でも早い完成をはかり、山辺第二土地区画整理事業は計画を見直し、そして大日西土地区画整理事業、中央土地区画整理事業については当面休止するという現実的な判断を内部的に固めました。

そして、平成21年6月11日の6月定例議会一般質問で、松村和久議員から「大日西及び中央土地区画整理事業への取り組み姿勢について」質問を頂きましたので、それに対する答弁として「現在の市の財政状況からして大日西及び中央地区の事業については、当面休止とせざるを得ない」と表明し、具体的な見直し作業に着手しました。

大日西土地区画整理事業
中央地区土地区画整理事業
山辺第一・第二土地区画整理事業

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