道州制をテーマに論戦を:2008年9月22日街頭演説

投稿者: | 2008年9月22日

街頭演説
交通安全週間ということで、2丁目の交差点にお巡りさんが5人も街頭に出て交通整理。
14年間ここに立って街頭演説しているが、5人も出ているのはあまり記憶にない。
少し前にこの沿線で悲惨な交通事故もあったし、警察の意識が変わってきているのだろう。
しばし、お巡りさんの邪魔をしないように傍観。
マイクをもって集中している時は、車を運転している方の表情がわからないが、このときはよくわかった。とても急いでいそうな表情の方、くわえタバコで運転している方、私を見てあいさつをしてくださる方など様々。今日はある議員さんまで大きく手を振ってくださった、ありがたい。
交通整理が終わったので演説開始。
今日のテーマは「道州制」
自民党の麻生さんも、民主党の小沢さんも行政機構の構造改革を提言しておられる。
麻生さんは、道州制の導入。
小沢さんは、全国を300の市に再編。
国の役割と地方の役割を明確に区分けする時代だとつくづく思う。
例えば、今回の汚染米の問題。
農林水産省が、本来の国家としての国民の生命を守るという役割に徹して、水際と現場でのチェックをきちんとしていれば起こらなかったことではないか。
それをせずに地方自治体の農地再編整備事業など国が関与しなくてもいいことに口や手を出して自己の権限の維持拡大に汲々としてきたのだからあきれてしまう。
最近では汚染米だけではなく、粉ミルクでも問題が指摘されているし、ちょっと前には中国産毒入り餃子、その前には米国からのBSE問題、農薬まみれの野菜の問題があった。
まさにこれこそが国の仕事、農林水産省の仕事なのだ。
しっかりしてほしい。
同時に、こうした問題が繰り返されてしまう根本には政治家の意識の問題がある。
道州制にすると国の権限がなくなり、既得権益にまみれた政治家にとっては死活問題になる。早い話、農地再編整備に関して農水省に圧力をかけることすらできずに使えない政治家になってしまうということなのだ。結局、自分の票のためだけを考えて、こうした制度改革はしたくないという本音が見え隠れする。
しかし麻生さんも小沢さんも、行政の構造を変えようと言っているのだから、次の総選挙でどちらが勝っても進んでいくに違いない。
現時点では争点として隠れてしまっているが、道州制の問題は大事だ。
そして何より肝心なのはその中身、工程表だ。
具体的にどのような形でいつまでに行うのか。
これを是非臨時国会での党首討論もしくは総選挙でのマニフェストで戦わせてほしい。

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