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政権を獲った政党の党首の任期は次の衆議院選挙までに:2008年8月18日街頭演説

街頭演説
もう3年前になる。
小泉自民党が圧勝したのは。
あれは一体なんだったのだろうか。
その時に掲げた政策の目玉が「郵政民営化、賛成か反対か」だった。
結果、国民は賛成(小泉支持)を選択したのだ。
それが、衆議院選挙を経ることなく、しかも昨年の参議院選挙では与党が惨敗しているにもかかわらず、今回の内閣では「郵政民営化反対」で当選した議員が大臣や政調会長をつとめているあり様を有権者がどう受けとめているか、感度のいい議員であれば語らなくてもわかっている。
さらには、政党の根幹をなす外交や税制の問題で党内に根本的な違いがあるのだから事態はさらにややこしい。これは単なる枝葉の問題ではない。
外交では、北朝鮮に圧力をかけるべしという勢力と北朝鮮に媚びるようなことを言っている勢力がいるし、税制ではいわゆる”上げ潮派”と”増税派”で方向は全く異なる。それが同じ自民党内にいるのだから、何をかいわんやである。
民主党もしかり。
前原誠司氏と小沢一郎氏は、全く方向性が異なっている。
なんだか、日本の政党はあの伝説の生き物”ぬえ”のようだ。色んな体が混ざり合ってしまっている。
そこに、日本の政治の根本的な課題がある。
そうした事態を打開するために、有史以来人類はどのようにして道を切り開いてきたか。
私は言葉だと思う。
言葉によって、分かりづらいことを明確にし、やってはいけないことをすれば罰を与えるという規則をつくり、日々進歩を遂げてきたのだ。
政党はその言葉をもっと大事にするべきだ。
特に選挙で語る言葉を!
政権選択となる衆議院選挙で公約を掲げ、有権者の支持を得て権力のグリップを握った政治家は、その公約(有権者との契約)を忠実に実行すべきなのだ。
だからこそ、政権を獲った政党の党首の任期は次の衆議院選挙までにするべきと痛切に感じる。
有権者もこの不自然な状況を「しかたない」とかいって受け入れていてはそれこそ”しかたない”。
政権が有権者との契約を履行しないのであれば、契約違反で支持しなければいい、そういうドライな判断も有権者には求められている。
人間は常に不完全であるし、政党も常に不完全だ。
だからこそもっと言葉の力に重きを置こう。
選挙での言葉こそが、政治家にとって全てであるという常識を、日本でもしっかり根付かせなければいけない。