霞が関文学:2009年9月28日街頭演説

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政界には霞が関文学なるものがある。
これは、政治家が官僚に使いこなされてきた象徴ともいえる日本語のことだ。
例えば、「天下り根絶」。
当然国民は大賛成なので、政治家から官僚にそれを進めるための指示が出される。
しかし、である。
官僚はそれを「天下り問題の根絶」と書き変えてしまう。
「天下り根絶」と「天下り問題の根絶」。
うっかりすると気づかずに見過ごしてしまいかねないが、意味は全く異なる。
「天下り根絶」とは文字通り、天下りを全く認めないという意味。
「天下り問題の根絶」とは、天下りによって生じる様々な問題を根絶するという意味になり、天下りを認めるのが前提になっている。
同様に、「完全民営化」と「完全に民営化」も霞が関文学では意味が違う。
そもそもこんな姑息なことに優秀な官僚があくせくしていること自体が国家的な損失なのだ。
国益とはなんであるのか。
それを官僚にわからせるのも鳩山政権の使命のひとつではないだろうか。

改革の1丁目1番地が「地方主権」と言われるなら:2009年9月14日街頭演説

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民主党の鳩山代表は改革の1丁目1番地は「地方主権」と語っておられる。
その点は私も大賛成だ。
そこで、足利市として申し上げたいことが2点ある。
1、上水道の老朽管の布設替えの国庫補助
足利市は、県内でも上水道の料金は10立方メートル(500mlペットボトル20,000本)あたり810円と県下一安い。しかもおいしい(^^)!これはとても誇らしいことだし、先人のご努力に感謝申し上げたい。
そこで、この水道事業に関する国の補助基準について。
現在の基準によると、水道料金が全国平均より安い自治体が老朽管の布設替えをする場合は、国庫補助は基本的につかない(20年度の国の補正で経済対策としてつけられた)。しかしながら、全国平均よりも高い自治体がこの布設替えをする場合は、国の補助がなんと4分の1つく!
これはとてもおかしなことだ。
国の言い分は、「低料金に設定している自治体は財政に余裕があるのだろうから、国からの補助金はつけなくてもいいじゃないか」という発想らしい。
これではがんばって市民の負担を減らすべく料金を低く抑えている自治体が報われない。
足利市は、昭和4年頃から県内でもいち早く水道のインフラ整備に取り組み(昭和6年給水開始)、効率的な水道事業を運営してきたので、料金を低く抑えることができているのだ。
自治体を統治してきた国の金太郎飴政策の限界がこういうところにも露呈している。
ぜひ、改善していただきたい。
★余談だが、この上水道に関する補助の窓口は厚生労働省、工業用水道は経済産業省、下水道は国土交通省と、いわゆる水道事業でもその種類によって担当省庁が異なっている。これも縦割り行政の弊害ではないか。
2、競馬場跡地の薬局開設について市の意向が反映できるような規制の緩和をお願いしたい。
これまでの市の考え方は、競馬場の跡地の外側、例えば旧50号の北側寄りに調剤薬局が設置されるイメージを持っていたようだ。
しかし、それだと夏の暑い日や冬の風の冷たい日そして雨の日などお年寄りの患者さん等が、わざわざ旧50号を北側に横切るために信号待ちをして長い距離を歩く場合も想定され、とても不便だ。
だから、なんとか患者さんの利便性向上のために、競馬場の跡地内に調剤薬局があった方がいい。
普通に考えて誰しもそう思われるはず。
そこで、現在それが実現できないか鋭意検討している。
ただ、大きな壁として立ちはだかっているのが、国(厚生労働省)の規制だ。
現在細部にわたって厚労省の出先機関から指摘されている。
霞ヶ関が机の上で考えていることと実態は異なっているということをもっとわかってほしい。
そういう意味で今後の民主党の”地方主権”に期待したい。

(さらに…)

要するに鳩山友愛ソフトクリームがうまかったということ:2009年8月31日街頭演説

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いやはや、事前の世論調査で報じられたとはいえ、驚きの結果だ。
民主党308議席の大勝。自民119議席の惨敗。
4年前の郵政選挙の時には到底考えられない事態だ。
小選挙区制度というのは所詮こういうものだと言ってしまえばそれまでだが、少なくとも最近の国政選挙は、いわゆる無党派が勝敗を決する役回りを果たしているのは間違いない。
その無党派の数も以前と比べて、特定の政党支持を決めつけている人が減っている分、相対的に増えている様でその重みが一段と増している。
さらには、彼らはマニフェストをよく読んでいるから、単にムードで流されているわけでもない。
いうなれば料理の味にうるさい客プロになってきたということだ。
もっといえば、4年前は小泉劇場で出されていた激辛カレーが目新しさもあって評判を呼んで彼らの味覚を満たしていたが、さすがに何年も食べていると食傷気味になり、むしろ(夏の暑さもあいまって)鳩山友愛ソフトクリームがうまいと言い始めたということではないか(^^)
そのソフトクリームもいつまで売れ続けるかはわからない。
政権奪取したということで満足して品質を落とすようなことがあると、無党派という一番大事なお客様を逃してしまうことになりかねないからだ。
これからの選挙はそういう意味で、おいしい食べ物をつくってお客様に喜んでいただくにはどうしたらいいかという”改革”の競争にになってきた。
同時に、政治家の覚悟が求められる時代になってきたともいえる。
民主党政権の帰趨を期待して見守りたい。

衆議院選挙前につき街頭演説はお休みします

衆議院選挙は8月18日公示、30日投開票です。
従いまして、今月は街頭演説をお休みします。
また、公務の関係で街頭演説ができない週があります(例えば先週は午前8時に市役所出勤、月曜日の朝の受付窓口業務を10時過ぎまで確認&お手伝い)が、あしからずよろしくお願いします。

自治体の政治力が試される時代:2009年6月29日街頭演説

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「私を自民党の総裁候補としてお戦いになるおつもりはおありでしょうか?」
自民党の選挙責任者の古賀氏が、宮崎県の東国原知事を訪問して次期衆議院選挙の出馬を促した際に、知事が発した言葉だ。
これはなんとも慇懃無礼な発言だ。
昨日のテレビでも
「地方分権が大事で、国の役割は防衛省と総務省があればいい」
というようなよくわからないことも語っていた。
発言があまりにも軽いと言わざるを得ない。
それでも地方分権の必要性は私も感じている。
例えば、
国交省の公共事業の事業費を算出する基準単価が民間の相場に比べて高い。
しかし国が決めたことなので、それに準じなければならないというのが現実。
であるならば、予定価格と最低落札価格(もしくは積算単価)を自治体の実勢に合わせて柔軟に設定できるように地方に権限を委譲すべきではないのか。
そうすれば以前より申し上げている通り、市民・行政・業界の3方良しとなるはず。
さらには公務員の待遇は、労働3権(団結権、団体交渉権、争議権)の内、団体交渉権と争議権が制約されている分、給料などの人件費は国の人事院勧告や県の人事委員会からの勧告に拠っているため自治体が独自に給料制度などに手をつけることは難しい環境にある。
その意味では、団体交渉権と(市民生活に密着した消防などを除いた)争議権を認めて、自治体が独自に給料表などを組合側と交渉の上、合理的に変更することができるようにすれば、首長にとっても公務員にとっても望ましい形になるのではないだろうか。
いずれにしろ、地方分権によって自治体の裁量が増えれば、まさに”自治体の政治力”が大きく試されることになる。
その意味では、選ばれる政治家にも選ぶ市民にも覚悟が求められる時代になってきた。

あの時(93年)に似てきた:2009年6月22日街頭演説

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今年に入り、いわゆる無党派層の選挙参画により、これまでの常識では考えられないような選挙結果が生じている。松坂市長選、名古屋市長選、さいたま市長選、千葉市長選などなど(もちろん足利市長選挙も)。
93年のあの新党ブームで細川連立政権が誕生した時に似てきたように思う。
あの年も都議会議員選挙があった。
その都議選では、なんと衆議院選挙にも当選できるだけの票を集めトップ当選した日本新党公認の新人候補がいた。その人は選挙前に急きょ立候補を表明し、ほとんど選挙運動らしい運動をしていなかったにもかかわらずにトップ当選したのでマスコミは大騒ぎ、政界には激震が走ったのをよく覚えている。
私にとっても、93年は政界への転身を決意する転機の年となった。
あれから16年。
ここで自民党が踏んばるのか、民主党が政権交代するのか、新たな新党が一翼を担うのか、それはわからないが、古い政治を変えなければならないという胎動が始まったのは間違いない。

全国模擬授業大会 in 足利:2009年6月8日街頭演説

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昨日は白鴎大学足利高等学校富田キャンパスで行われた開倫塾(林明夫塾長)主催の第4回全国模擬授業大会にお邪魔した。
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この大会は、要するに全国の学習塾の先生が集って、日頃の塾での教え方を披露し、点数付けをしてお互いのスキルアップに活かしていこうというもの。
数学、理科、英語、国語、社会と一通り見させていただいたが、さすがに名だたる先生方の授業はわかりやすい。子供たちを引き付けるツボを心得ている。
私は足利市内全ての中学校を一学期中に訪問する予定にしているが、この模擬授業はそのための参考になった。

議会所信表明(特に調剤薬局の件と鹿島橋通りの件):2009年6月1日街頭演説

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人事院勧告を受け、公務員と特別職の夏のボーナスカット(約9千万円削減)の議案を5月中に提出する必要が生じたため議会の開催を議長に要請し、29日に臨時議会が開催された。
また、その臨時議会で私の所信表明をさせていただいた。
その中で、本日は特に新しい日赤に隣接した調剤薬局の設置の件と鹿島橋通りの延伸の件についてふれさせていただく。
まず、調剤薬局の件。
今年度より競馬場の跡地に日赤が建設されるが、跡地に公道を用意して調剤薬局を設置する場所を提供する方が患者さんのためにも日赤のためにもなる。
ただ現状の計画では、旧50号の北側あたりに開業される可能性があり、患者さんは、日赤に車で乗り付け処方箋を受け取って車で薬局まで移動して薬をもらって帰宅するようになってしまい(2ストップ)便はよくない。
このことについては、既に日赤の院長先生とも良好な関係で話し合いを進めさせて頂いており、基本的な方向としては賛同していただいている。
行政レベルでの技術的な課題は残るがなんとか知恵を出してそれをクリアし、議会の理解もいただいた上で、ぜひそういう方向で進めていきたい。
次に、鹿島橋通り。
地図をご覧いただければ一目瞭然。

より大きな地図で 鹿島橋通り を表示
これまで、ここは立体交差をするということで検討がなされてきたが、その実現のためには多額の予算もかかり(25億以上)、旧50号の利用者から見ると立体交差によって鹿島橋通りへのアクセスが逆に不便になる恐れがある。
したがって、暫定的に平面交差で山下町側につなげて開通する方が、お金もかからず地元の方からの早期開通要請にお応えできるので、より良いと思われる。
これをするにあたり最大の律速段階は、JRの了解とのこと。
その意味で、いつ開通するか現時点で見通しは言えないが、早期開通に向けて最大限の努力を注ぐ所存!

市長村長会議の報告:2009年5月25日街頭演説

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今日の街頭演説の要旨は、先日アップした「初の市長村長会議」です。

10/10(100%)の補助事業がある!?:2009年5月18日街頭演説

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昨日は、太田市長の清水聖義さんとお会いした。
とても個性のある方だ。話のひとつひとつがとても参考になった。
特に、
「今10/10の補助事業をどのようにこなすかで頭を痛めているんだよ」
という話には耳を疑った。10/10というのは要するに国の全額負担で(市の持ち出しがゼロで)事業を行えるということだ。
「そんな事業あるんですか?」
「あるよ」
「これとこれとこれと。。。。」
「どうしてそういう情報が入るんですか?」
「いや、市から国に出向している職員がいるし、自分も霞が関に直接行ったりして聞いてくるんだ」
「なるほど」
「足利ってやってないの?」
「。。。。」
新米市長を驚かす意味で、話の中身に多少の誇張が含まれているのかもしれないが、早速秘書課長に連絡をして、清水市長から聞いた話を調べていただくことにした。
とにもかくにも、花いっぱい運動のこと、土日開庁のこと、城西の杜の住宅分譲のこと、群馬国際アカデミーのこと、学校給食は各学校それぞれで作っているということ、保育園の民営化方法、入札についての考え方などなど含蓄のあるお話は3時間以上も続いた。
清水市長ありがとうございました。

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