中学生の制服についてひと言

市長として、少し僭越(せんえつ)かもしれませんが、中学生の制服についてひと言申し上げます。

まず、足利市立中学校の現状ですが、市内11の中学校の中で、男子は全校が詰襟の制服、女子は11校中9校が基準服、2校がセーラー服となっています。

そこで、昨年行われたPTAとの教育懇談会で、男子もさることながら、女子の制服(特に基準服の9校)についてもっと
現代風に見直してはどうでしょうかと話しました。

実際、県内他市の公立中学校では、基準服から現代風の私立で見かけるような制服に見直しているところもあります。

そもそも、制服は原則校則の中で位置付けられていますので、基本的には学校単位で判断されることが望ましいと思います。

しかしながら、子供はもちろん、子供の卒業と共に親もPTAから離れますし、先生も異動で同じ学校に長く留まることはありません。

要するに、人が毎年変わる中で、学校単位で制服を決めるのが難しく、戦後ず~っと、ちょっと古めかしいなあと感じられるような基準服が続いてきたのではないかと思えるのです。

従いまして、足利市でも今の制服の状況を固定して未来永劫変えるべきではないということではなく、他市の状況も参考にしながら柔軟に考えた方がいいのではないかという思いで申し上げています。

是非一度PTAの皆様や先生でご検討いただければと思っています。
その結果、現状維持でも、それぞれの学校独自での導入でも、市内一律更新でも結構なのです。
ちなみに、現代風の制服に変えた場合の値段は、(調査した限りでは)なんと基準服よりも安くなります。

またこの件につきましては、市内の現役中学生がそれぞれ主体的に考えることも大事です。ぜひ生徒会の機能を十分に発揮していただければと思っています。

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