副市長人事

私の市役所経営方針のひとつである「頑張った人が正当に報われる社会を作りましょう」という視点を役所内に向けると人事がその象徴ということになります。

具体的な例として副市長人事を紹介しますが、この副市長人事は難産となりました。
当初、私が就任する前は足利市は副市長2人制でしたので、それを前提に民間と行政からそれぞれおひとりずつをと考えていました。

また議会への上程は9月を想定していましたので、それをにらんで人選作業に入りました。
民間からの副市長候補は既に決まっていたので、その方に打診をし、行政側の副市長候補を検討しているその矢先の6月議会最終日に、急遽、「副市長ひとり制」の議員提案がなされ、賛成多数で可決されてしまいました。

仕方ありませんので、副市長候補として打診した民間の方ひとりに絞り調整を進めましたが、7月末になって、その方が一身上の都合で辞退されることになり、また人選は振り出しに戻ってしまいました。

そこで、副市長候補を行政側から選定することにし、私なりに役所内の様々なつてを頼りに情報を仕入れたところ、部長クラスではないけれども企画政策課長の松澤一廣さんがふさわしいという声が一番多く上がりました。
話してみると、なるほど確かにと思えるところがあり、議会や部下職員から一目も二目もおかれて認められているのに、56歳でまだ課長というのが不思議なくらいでした。

また、私が掲げている「頑張った人が正当に報われる社会」とはどういうことなのかを役所内ではっきりと示す意味でも、あえて部長クラス14人抜きの抜擢人事を行いました。

この人事は、その後のやる気ある職員の求心力を高める上で大きな効果がありました。
常に年功序列で、努力してもしなくても定年前に運が良ければ部長になれるという人事より、日々の努力次第で、しかも公平な視点で昇進が決まるという方が組織運営上健全ですし、職員の人生を考えても、幸福度が格段に違うと思います。

この副市長人事を契機に役所内の意識改革を図ることによって、おかげさまで、市民からの市職員に対する評価もプラスの声が数多く聞こえるようになりました。今後とも、前向きに仕事することが、自分の人生も豊かにし、足利市のためになるという意識を共有し、活力に満ちた職場にしていきたいと考えています。

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