水防訓練をより実践的に

想定外。昨年の東日本大震災はこんな言い訳けが吹き飛んでしまうほど大きな爪痕を残しました。とりわけ原発事故については人災の誹(そし)りを免れません。

その震災時、岩手県釜石市では、群馬大学の片田教授の指導により津波からの避難訓練を積み重ねてきたおかげで、学校管理下にある児童の死亡がゼロだったそうで、後に『釜石の奇跡』として広く伝えられました。
それを受け、足利市においても危機管理体制を抜本的に見直すことにしました。
そこで本年4月より総務部内に危機管理課を新設し、意思命令系統を明確にしてあらゆる災害に迅速に対応できる体制づくりを進めます。

また申し上げるまでもなく、足利市の防災対策上の最大の懸念は、豪雨時の中橋取り付け部からの渡良瀬川の溢水(いっすい)です。
しかしながら、既存のハザードマップはこれを想定したものになっていませんし、毎年行ってきた水防訓練も、出水期に入った7月の第1日曜日という合理的でない時期に行われており、またその中身も十分であったとは言えないところがあります。

そこで、今年はハザードマップを大幅に見直し、より実践的な形で出水期に入る前の5月最終日曜日(今年は5月27日(日曜日))に水防訓練を行うことにします。
具体的には、中橋の取り付け部からの渡良瀬川の溢水を想定し、被害想定地区の避難訓練、堤防が切り下がった部分への1トン土嚢(どのう)積みなどを組み入れた大がかりな形に改めます。
もちろん抜本的な対策としての中橋の架け替えにつきましても、以前当欄で取り上げました通り、国・県と協力して進めてまいります。

『備えあれば憂いなし』とは古くから言われていることでありますが、今後さらに本市防災対策の充実と徹底に努めてまいりますので市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

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