足利事件 その後の展開

ご案内の通り、昨年3月にいわゆる足利事件の菅家利和さんの無罪が確定しました。

この事件は世紀の冤罪事件として広く報道され国民周知のところとなりましたが、その一方で「では真犯人は一体どこにいるのか?」という素朴な問いに対する答えはいまだに積み残されたままです。

それは何より他でもない菅家さんご自身が一番指摘されているところでもあります。

そうした中、1979年~96年にかけて足利市や太田市で発生した5件に上る幼女殺害・失踪事件は同一犯ではないかという指摘がマスコミ等で度々なされています。特に昨年秋から一連の事件を連載している文藝春秋を読むと、真犯人はほぼ特定されているのではないかというような印象を受けます。

また、今年3月には国会で中野寛成・国家公安委員長は、一連の事件に関して「同一犯による犯行の可能性を否定できない」と答弁しました。

そうしたことを受けて、6月29日に一連の事件の再捜査を要請するために5つの事件の被害者の家族が『足利・太田連続未解決事件家族会』を結成しました。

そして7月6日には、家族会の方が私のところにもお越しになり、市としての側面からの支援を依頼されました。

市民の「解決されないことに対する不安」、菅家さんご自身の「早く真犯人を捕まえてほしいというお気持ち」、家族会の方々の「再捜査への期待」などを踏まえれば、市としてできるだけのサポートをしたいと考えています。

現時点では、横山ゆかりちゃん事件以外は法的には全て時効となっておりますが、ここは是非この事件を突破口に、警察の威信にかけての捜査で真犯人検挙と全容解明につなげて頂ければと念じています。

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