市民によるボランティア活動に感謝

ご存知の方も多いかと思いますが、足利市には明治の時代から昭和初期にかけて『足利友愛義団』と呼ばれるボランティア団体がありました。

この団体については、足利銀行の創設者・荻野萬太郎(おぎのまんたろう)さんの著書『適斎回顧録(てきさいかいころく)』に詳しいですが、足利の繊維産業をはじめとした経営者が、当時としてはなじみの薄かったボランティア活動の先駆けとして始められたものです。その活動内容も斬新(ざんしん)で英語学校や幼児教育など多岐に及んでいたとのことでした。

最近そうした伝統が、足利市では今に根付いていると感じることがありました。

ひとつには、制服リサイクルバンクで『地域づくり総務大臣表彰』を受賞された『足利市くらしの会』の皆さまの活動です。これまで13年にわたって、不用となった1万5,000着の制服を受け入れ、1万2,000着の制服を譲り渡したとのことで、全国的にも高く評価されています。繊維の街だからこそ、そして高い意識を持った市民がいるからこそできたことではないかと思います。

そして、『緑の愛護功労者国土交通大臣表彰』を受賞された『赤松台団地北児童公園愛護会』の皆さまをはじめとした足利市の公園愛護団体の取り組みも特筆すべきものがあります。現在加入団体は59団体にのぼり、県内有数の規模となっています。これまで長きに渡り、市内の公園の保全と美化活動に取り組んで来られた功績は大変大きいものがあります。

そのほかにも、この欄には書ききれませんが、多くの方々が様々にボランティアで市政に貢献してくださっていることを私は承知しています。

改めて、そうした方々に支えられて今の足利市があるという感謝の気持ちを感じずにはいられません。

携わってこられた多くの市民にお礼を申し上げますと共に、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

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