改革の1丁目1番地が「地方主権」と言われるなら:2009年9月14日街頭演説

投稿者: | 2009年9月14日

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民主党の鳩山代表は改革の1丁目1番地は「地方主権」と語っておられる。
その点は私も大賛成だ。
そこで、足利市として申し上げたいことが2点ある。
1、上水道の老朽管の布設替えの国庫補助
足利市は、県内でも上水道の料金は10立方メートル(500mlペットボトル20,000本)あたり810円と県下一安い。しかもおいしい(^^)!これはとても誇らしいことだし、先人のご努力に感謝申し上げたい。
そこで、この水道事業に関する国の補助基準について。
現在の基準によると、水道料金が全国平均より安い自治体が老朽管の布設替えをする場合は、国庫補助は基本的につかない(20年度の国の補正で経済対策としてつけられた)。しかしながら、全国平均よりも高い自治体がこの布設替えをする場合は、国の補助がなんと4分の1つく!
これはとてもおかしなことだ。
国の言い分は、「低料金に設定している自治体は財政に余裕があるのだろうから、国からの補助金はつけなくてもいいじゃないか」という発想らしい。
これではがんばって市民の負担を減らすべく料金を低く抑えている自治体が報われない。
足利市は、昭和4年頃から県内でもいち早く水道のインフラ整備に取り組み(昭和6年給水開始)、効率的な水道事業を運営してきたので、料金を低く抑えることができているのだ。
自治体を統治してきた国の金太郎飴政策の限界がこういうところにも露呈している。
ぜひ、改善していただきたい。
★余談だが、この上水道に関する補助の窓口は厚生労働省、工業用水道は経済産業省、下水道は国土交通省と、いわゆる水道事業でもその種類によって担当省庁が異なっている。これも縦割り行政の弊害ではないか。
2、競馬場跡地の薬局開設について市の意向が反映できるような規制の緩和をお願いしたい。
これまでの市の考え方は、競馬場の跡地の外側、例えば旧50号の北側寄りに調剤薬局が設置されるイメージを持っていたようだ。
しかし、それだと夏の暑い日や冬の風の冷たい日そして雨の日などお年寄りの患者さん等が、わざわざ旧50号を北側に横切るために信号待ちをして長い距離を歩く場合も想定され、とても不便だ。
だから、なんとか患者さんの利便性向上のために、競馬場の跡地内に調剤薬局があった方がいい。
普通に考えて誰しもそう思われるはず。
そこで、現在それが実現できないか鋭意検討している。
ただ、大きな壁として立ちはだかっているのが、国(厚生労働省)の規制だ。
現在細部にわたって厚労省の出先機関から指摘されている。
霞ヶ関が机の上で考えていることと実態は異なっているということをもっとわかってほしい。
そういう意味で今後の民主党の”地方主権”に期待したい。


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