知事選結果:2008年11月17日街頭演説

投稿者: | 2008年11月17日

街頭演説
昨日の知事選挙。当初の予想通り現職の圧倒的な勝利。
事実上対抗馬を立てさせない、孫子の兵法通りの堅実な戦い方はなかなか真似できるようでできない技だ。
それは、4年前の知事選を見ればわかる。
福田知事の今後の4年間の手腕に期待したい。
その知事選を通して、私が考えたことのひとつが今後10年~20年先の都道府県の在り方だ。
麻生首相は、来年の通常国会には道州制導入に向けた基本法を提出するよう指示されたようだから、道州制の導入がますます現実を帯びてきた。民主党も全国を300の自治体にと提言しているのだから、どちら政権になっても都道府県の再編は避けられない。
それを踏まえはっきりいえるのは、道州制は両毛地域にとってはチャンスということだ。
もちろん足利にとっても。
それを活かさない手はない。
87万の「両毛市」ができることによるメリットは計り知れない。
北関東で最大の都市が誕生し、周辺からの求心力が増すことは必定。なんといっても鳥取県よりも人口や工業品出荷高で上回ることになるのだから。
両毛市の中で「足利区」「桐生区」「太田区」「館林区」「佐野区」と分けて、それぞれの特徴をさらに活かしてお互いに役割分担をすればいい。
「足利市」はその場合、”文教医療福祉都市”がふさわしいように思える。
“両毛地域から足利学校のある足利に子供たちが学びに来る”そんな街にしたいものだ。ちょうど電車網も両毛地域のどこからも来やすい立地上のアドバンテージもあるのだから。
また、両毛がひとつになることによる具体的な効果は、政治・行政経費の大幅な削減にある。
銀行の合併と同じ理屈。
さらには、道路網の整備も無駄を省き合理的な形で進めることができるのも大きい。
これまでの道路行政は縦割りセクショナリズムがあって、栃木県は栃木県内の道路整備、群馬県は群馬県内の道路整備ということを念頭にを進められてきた(少なくとも実際の整備状況を見ればそう思わざるを得ない)。
だから、県をまたぐ基幹道路である国道50号線であればともかく、407号線のような国道はほとんど手つかずで結果として足利市と太田市を結ぶ幹線道路がきちんと整備されないまま今に至ってしまった。
両毛地域がひとつになって、鳥瞰図的な視点で全体を見渡せば自ずとこれまでの欠陥に気づくはず。
当然、予算の差配が変わって道路も目に見える形で合理的に整っていくに違いない。

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