木を見て森を見ない話:2007年6月18日街頭演説

投稿者: | 2007年6月18日

mamyu
14日・15日の市議会での議論を取り上げます。
H議員が「日赤移転後の跡地について」質したところ、市長は「移転後の平成23年から本格的に検討したい」と述べています(建物の所有権はもちろん日赤にありますが、相当程度市の意向が働くということですね)。
思わず、中央地区小学校再編成事業の苦い思い出が脳裏をよぎりました。
当時、学校統廃合は止むなしにしても、廃校になる学校の跡地利用はどうするのかということが盛んに指摘されていたわけですが、それは「統合後に本格的に健闘する」と今回と同じような回答に終始し、結果として西小は未だに手付かずではないですか。相生小の活用もイマイチといわざるを得ません。
日赤も、機能充実は必要にしても、移転することが本当に必要なことであるのか、100歩譲って移転するとした場合であっても、なぜ跡地の活用が平成23年から検討するのか意味不明です。
問題を先送りして、”まず競馬場跡地に移転ありき”の小手先の取り組みでは、また同じ繰り返しになるだけではありませんか。
これは、木を見て森を見ない典型です。
小学校の生徒が少なくなっているのだから、学校を減らす必要がある。
これは賛成です。誰でも。
それをするにあたり、学校再編では跡地活用も含めてトータルで考えるべきことであって、ひとつの木ばかりをみているのはよくありません。
高齢社会を向かえ、日赤の機能強化は必要だ。
これは賛成です。誰でも。
それをするにあたり、まず競馬場跡地に移転ありきでは、いかがなものかといいたいのです。ましてや、一度消えた薬科大学誘致にまだこだわっているような答弁も見受けられ、なんとしても競馬場に日赤と大学を移転したいという木の部分にこだわっているようにしか私には見えません。
今議会での各議員のご指摘は、そうしたことが十分に踏まえられたたものもあり、大変心強く感じたところです。
ぜひ、人口が減少し続ける足利市の将来を見据え、トータルで判断していただきたいものです。

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