重要な仕事は忙しい社員に任せろ:2007年6月11日街頭演説

投稿者: | 2007年6月11日

「重要な仕事は忙しい社員に任せろ」という言葉があります。
今回の社会保険庁の年金記載漏れ事件を見るにつれ、この言葉を思い出しました。

要するに、社保庁の職員は定年まで立場を保障されてますから、いつのまにかそこに安住してしまい、いわゆるぬるま湯体質に陥ってしまったのでしょう。
入庁当初は優秀であったとしても、です。
ですから、国民がそういう人には年金のような重要な仕事は任せていけないという気持ちになっても仕方ありません。
そこで、自民党の案のように独立行政法人に移行させるか、民主党の案のように国税庁に統合させるか、どちからいいのか今の時点で私には判断できるだけの材料がありませんが、より緊張感のある組織体質にしていかなければ何の問題の解決にもなりません。
これは他の行政機構にもいえることですが、本当は政治家が彼らの人生をより豊かにする充実感を持てるような仕事を提供しなければならないのです。
同時に職員も「パソコンのキーボードは、一日5000タッチまで」というような民間では信じられないようなぬるま湯体質に浸っていることが幸せなんだという妙な感覚を直していかなければならないでしょう。
20代~50代という人生の貴重な時期の貴重な時間帯をぬるま湯の中で過ごし、結果として大きな問題を生じせしめ、まるで社保庁の職員全員が全人生を否定されてしまうような事態を、職員や職員OBの人たちは今どうみているのでしょうか。
彼らにはもっといい人生を歩んでいただきたい。私はつくづくそう思います。
そのためにはぬるま湯が生じる原因である政官の癒着の構図を断ち切るために、政治家に自浄努力を促していくしか根治する道はありませんね。

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