Home > 5月 13th, 2010

就任一年

5月13日で市長に就任して1年になりました。
振り返るとまさにあっという間であったように感じられます。

市長給料の30%カットから始まり、予算の組み替え、市役所窓口業務の平日毎日夜7時までの延長、事業仕分け、調剤薬局の設置、入札改革による自動販売機手数料収入の年間3800万円の大幅アップ(290万円から4090万円)、ゴミ収集業務における年間1億8000万円の大幅節減(5億円から3億2000万円)、ゴミ袋の大幅値下げ、子供医療費無料化の拡大(小学校3年生から中学校3年生)など等、市税収入が予算ベースで約14億円も大幅に落ち込むなかで、なんとかやりくりをしてきました。

そうした中一番印象的だったのは、やはり菅家利和さんとの面会です。
市民の皆様はすでにご存知だと思いますが、菅家さんは昨年末に念願の足利定住を果たされ、3月26日には無罪が確定し、本当によかったと思っています。

そして何より、今回の冤罪を証明するのに大きな役割を果たしたのは市内在住の西巻糸子さんです。当初は誰しも裁判は確定したことと思っていたときに、彼女は菅家さんと面会し、『犯人ではない』と確信されて以来10年以上もこの冤罪事件と向かい合ってきました。
彼女がいなければ菅家さんはいまだに不条理な環境に居ざるを得なかったかもしれません。私はこのような方が足利市民にいるということを誇りに思います。

ひと口に足利事件と言われますが、足利事件は義のある足利市民がいたからこそこうした冤罪が証明できたという視点でも語られるべき事件であると考えます。
その意味で私は、菅谷さんの名誉回復はもちろん、足利市の名誉のためにも、そして今後二度と冤罪被害を生じさせないためにも事件を正確に語り継いでいきたいと思っています。