Home > 2月 19th, 2009

愛の構造改革

「大豆生田が役所にくると大変だ!」
というような話が役所内では結構語られているらしい。
困ったもんだが、私はモンスターではないのでどうかご安心を(^^)
さてそこで、今回は私の考えている構造改革について申し上げたい。
まず、今年の大河ドラマ直江兼続風にいえば、「私には愛がある。私の行う改革は”愛の構造改革”だ」といいたい(この言葉は以前ある代議士が使っていた)。
要するに、私は職員の方に”役所で働いてよかった”というやりがいを感じていただけるような改革をしていきたいと思っている。
もちろんそれは甘い話の羅列ではない。
どちらかといえば、うまいけれどくせになる激辛のカレーライスだ(^^)
例えば、「昇進してもしなくても給料がそれほど変わらないのであればそんなにがんばらなくてもいいじゃない」という割り切った話を聞くことがある。
しかしそれでは、その人の人生が面白みのないものになってしまうのではないだろうかと私は老婆心ながら考えてしまう。
ましてや、せっかく能力のある人が役所には多くいるわけだから、その能力を最大限に発揮してこそ、足利のためになるはずだし、特に行政職というのは”これはお父さんが関わった仕事だよ”ということが子供にも語りやすい、すばらしい仕事なのだ。
そういう視点で考えたときに、職員の方々のためにもなる”愛の構造改革”が必要だと私は思う。
早い話、人事制度を大胆に見直したい。
現状の役所の人事のあり方として、線で引かれたような年功序列制度の弊害は大きいといわざるをえない。
現状では、係長になるのは40台後半、課長は50を過ぎてから、部長になれたとしてもその職につくには定年まであと数年というのが相場だそうだ。
また課長職試験を受けても、単に年齢が上の人がいもずる式に昇格するだけ。
これでは課長試験を受ける意味がないし、あとに続く一般の職員の士気が下がってしまうのもうなずける話だ。
現状では、「努力しても仕方がないと思わされてしまう制度が確立されてしまっている」ともいえる。
これは民間企業では考えられない。
他社との激しい競争に勝ち残らなければ生き残れない世界だからだ。
私は、民間企業に勤めたこともあるので、その時の経験を踏まえ、人事に関しては以下のようなスタンスで臨みたいと思う。
1、昇任昇格制度の見直し
主査試験を廃止し、新たに係長試験を新設する。そしてこれまである課長試験も含めて受験資格の範囲を広げる。
そして管理職の衆目の一致する方を、例え年次は若くても大胆に抜擢することも可能な形に改める。
2、管理職の役職(責任)に応じた給料体系の見直し
きちんと成果を上げた人が報われるようにするためにも、役職(責任)に応じた給料体系に見直す必要を感じる。
例えば、同じ年齢の部長と課長で比べて月給が3万数千円程度しか違わないというのはおかしい。部長の給料が与えられている責任と比べて低すぎるのではないか?それとも課長の待遇がよすぎるのか?
3、人事の流動化の推進
これからの時代、CO2の削減や少子高齢化の傾向が一層進むのだから、当然環境や福祉関係の人員は増員しなければならない。しかし、行政改革の時代、職員数の総枠を増やすわけにはいかない。そこで人事の流動化の推進が必要となる。
例えば、仕事量が減っている部署の定数を抑制してニーズが高まる一方の環境福祉関係の部門に移動させるであるとか、外郭団体の職員との交流人事を進めて本庁の人の足らない部署に配属させるであるとか、工夫の余地は大いにある。
話を聞くと、御多分にもれず市役所の中にもセクショナリズムがあって、自分の部署の人数や予算が減らされることを極端に嫌う傾向がある。しかし、減らされたからその部課の管理職の評価が低くなるというものでもないはずだから、そこはもっと柔軟に考えるべきではないだろうか。
予算だってそうだ。
決まった予算を使い切らなければ、管理職の評価にかかわるという古めかしい発想もやめたほうがいい。むしろ、予算はあったけれども使わずに、同じ効果を上げることができたという点を評価の対象に加えるべきではないかと思う。
そしてなにより、優秀な職員の能力をひきだすために、新しいことへのチャレンジを是非試みていきたい。
そのために、職員からアイデアを募るのも一考だ。
●企業誘致
●観光客誘致
●業務の効率化
●税収アップ・収納率アップ
などテーマはいくらでもある。
私は既にITの活用という視点で業務の効率化に取り組む公約を掲げているが、職員の方々と一緒になって市民の方から”これはいい”と思っていただけるようなものを是非とも作っていきたいと思っている。
以上、これまでのような年功序列の人事制度でいいという職員もいるかもしれないが、私は”愛”を持って足利市のためにもなる、そして市役所のためにもなるそして職員の方々のためにもなる構造改革を進めていきたい。