Home > 4月 27th, 2008

光市事件判決

昨日、大阪からの帰りの新幹線で、光市母子殺害事件死刑判決を受けて、被害者遺族である本村洋さんの手記が掲載されたWILLを熟読した。
9年前のある日の夜から始まった彼の艱難辛苦は想像を絶するものがある。
彼自身の内面の葛藤も印象的だ。
なぜかくも困難な運命を彼が背負わなければならなかったのか。。。
こちらに全国犯罪被害者の会「あすの会」という団体がある。
犯罪被害者の権利の確立などを目的に掲げ、1997年から活動している組織だ。
彼の取り組みは、この会とともにあったようだ。
以来、事件の異常性や「死刑にならないのなら、自分の手で犯人を殺す」という彼の発言のセンセーショナル性もあって、マスコミなどでも盛んに取り上げられるようになり、それがこれまでの司法の常識を変え、被害者の権利を守るという社会のコンセンサスを醸成することに役立ったことは想像に難くない。
その絶望的な戦いの末に、誰もが当然と思えるような判決が裁判所から出された。
これが、今後の犯罪の抑止力にもなればと思う。
そして2人殺害=無期懲役と考えてしまう弁護士や裁判官などの司法の常識が大きく変わることを期待したい。
彼の、怒りを抑制し理路整然と語る”言葉”が人を動かし、その”言葉”が全てであった。
こういう人ほど政治家になっていただきたいものだ。