Home > 11月 8th, 2007

大連立構想の舞台裏

大連立構想の話は、約2ヶ月前に読売新聞の渡辺恒雄氏が、小沢一郎氏に持ち込んだ話らしい。
今日の朝ズバ!で鳩山由紀夫幹事長が出演して語っていた。
また半月前に小沢氏に接した首相の代理人は森元首相のようだ。
加えて、渡辺氏に近い中曽根康弘氏も10月下旬に大連立の必要性を講演会などでしきりに強調していた。彼もまた世論を誘導していたものと思われる。
さらに、小沢氏側近の山岡賢治民主党国対委員長も、渡辺氏とは親しい間柄というのは周知の事実。
こうしたことを考え合わせれば、この話は参議院選挙直後から自民・民主の保守派に周到に根回しされたものだったと思う。
そして小沢氏も、その構想に乗り腹をくくった上で、仮に党内の反対にあった場合のシナリオも用意していたのだろう。
それが「辞任表明」だったわけだ。
当初のシナリオでは、必要以上にマスコミ批判をするつもりは無かったと思うが、読売が「大連立話は小沢が持ち込んだ」などと事実と異なる報道をするのを受け、何で主筆の渡辺氏は全部知っているのにそんな報道をするのかという怒りが、先の辞任証明記者会見で思わず出てしまったのではないだろうか。
いずれにしろ、国民の冷めた視線を尻目に、結局小沢氏は自ら描いたシナリオ通りに代表に留まる事になり、結果として民主党の反小沢をあぶり出し、彼への求心力が強まる方向に傾きつつある現状を、きっと影でほくそ笑んでいるに違いない。
それにしても、今回の件の首謀者の渡辺という人は、20年以上前の中曽根政権の誕生の時からフィクサーを気取って裏でうごめいていた人物だ。
憲法改正が積年の念願だそうだが、志はよしとしても立ち居振る舞いは百害あって一利なしだ。
そもそもマスコミ人がこのような政局が生じるたびに裏工作に関与し続けること自体がおかしい。
衆参のねじれが国にとってよくないということであれば、やはり国の根本の政治構造から見直す話をすべきだ。
つまり、衆参のねじれに関して付け焼刃的に対処療法の話をするのではなく、そろそろ参議院そのものの役割を、必要かどうかも含めて国会で真剣に議論すべきではないか!